CI_Typography
「CI_Typography」ライブラリクラスは、テキストをHTMLページ上で読みやすいようにフォーマットし直す 機能を提供しています。
他のライブラリクラスのような、設定項目を必要としないため、設定ファイルやロード時に設定情報を
指定する必要はありません。
CI_Typographyのロード
「CI_Loader」クラスの「library()」メソッドでロードします。
CI_Typographyの提供する機能
auto_typography($str, $reduce_linebreaks = FALSE)
ブログ投稿など、あるまとまったテキスト記事をブラウザで表示する際に読みやすい形でHTML
フォーマットするメソッドです。
具体的には、以下の処理を行い変換したテキストデータを返します。
- 段落
- 実態参照変換
また、改行を「<br />」に変換します。
(一部のブロック要素のHTMLタグで囲まれた文章は対象外です。)
実態参照に変換します。
ただし、「<pre> </pre>」タグで囲まれているテキスト、及び、インライン要素のタグで
囲まれているテキスト、HTMLタグ内の文字は対象外です。
-
変換前
浦島太郎は、毎日つりざおをかついでは海へ出かけて、たいや、かつおなどのおさかなをつって、おとうさんおかあさんをやしなっていました。
ある日、浦島はいつものとおり海へ出て、一日おさかなをつって、帰ってきました。途中、子どもが五、六人|往来にあつまって、がやがやいっていました。
echo $this->typography->auto_typography($str);
浦島太郎は、毎日つりざおをかついでは海へ出かけて、たいや、かつおなどのおさかなをつって、おとうさんおかあさんをやしなっていました。</p>
<p> ある日、浦島はいつものとおり海へ出て、一日おさかなをつって、帰ってきました。途中、子どもが五、六人|往来にあつまって、がやがやいっていました。</p>
format_characters($str)
テキスト中に含まれる以下の文字を実態参照文字に変換します。
- 開始クォート
変換前 | 変換後 | 実態参照 |
---|---|---|
'" | ‘“ | ‘“ |
"' | “‘ | “‘ |
' | ‘ | ‘ |
" | “ | “ |
- 閉じクォート
変換前 | 変換後 | 実態参照 |
---|---|---|
'" | ’” | ’” |
"' | ”’ | ”’ |
' | ’ | ’ |
" | ” | ” |
- その他
変換前 | 変換後 | 実態参照 |
---|---|---|
アポストロフィ | ||
' | ’ | ’ |
2重ダッシュ => 全角ダッシュ | ||
-- | — | — |
3重ドット => 三点リーダ | ||
... | … | … |
2重空白 *注 | ||
␣␣ | ␣␣ | ␣ |
-
変換前
echo $this->typography->format_characters($str);
nl2br_except_pre($str)
「<pre> </pre>」タグで囲まれているテキスト以外のテキストに含まれる改行文字を 「≶br />」タグに変換します。
-
変換前
But it stopped short
Never to go again,
When the old man died.
</pre>
But it stopped short
Never to go again,
When the old man died.
echo $this->typography->nl2br_except_pre($str);
But it stopped short
Never to go again,
When the old man died.
</pre>
But it stopped short<br />
Never to go again,<br />
When the old man died. <br />