ライブラリ
この章では「 CodeIgniter 」のライブラリクラスについて説明していきます。 これらのライブラリは「CodeIgniter」フレームワークによりデフォルトで「system/libraries/」ディレクトリに用意されています。
CI_Calendar | カレンダー ライブラリクラス |
CI_Cart | ショッピングカート ライブラリクラス |
CI_Email | メール送信 ライブラリクラス |
CI_Encrypt | 暗号化 ライブラリクラス |
CI_Form_validation | Formバリデーション ライブラリクラス |
CI_Ftp | FTPクライアント ライブラリクラス |
CI_Image_lib | 画像処理 ライブラリクラス |
CI_Migration | DBマイグレーション ライブラリクラス |
CI_Pagination | ページネーションリンク ライブラリクラス |
CI_Parser | テンプレートパーサー ライブラリクラス |
CI_Session | セッション ライブラリクラス |
CI_Table | HTML Table生成 ライブラリクラス |
CI_Trackback | トラックバック ライブラリクラス |
CI_Typography | テキストフォーマット ライブラリクラス |
CI_Unit_test | 単体テスト ライブラリクラス |
CI_Upload | アップロードファイル処理 ライブラリクラス |
CI_User_agent | User-Agentクライアント情報 ライブラリクラス |
CI_Xmlrpc CI_Xmlrpcs |
XML-RPC ライブラリクラス |
CI_Zip | ZIP圧縮 ライブラリクラス |
ライブラリの設定ファイル
CodeIgniterでは、ライブラリクラスで利用する設定は、「CI_Loader」クラスの「library()」メソッドで
ライブラリクラスをロードする際に、第二引数に設定データを指定することができます。
しかし、設定データがある程度固定的な情報の場合、コントローラなどのソースコード上に設定情報を記述するのは、 コードの可読性や保守性の面からもあまり良くありません。
そこで、CodeIgniterでは各ライブラリクラスの設定情報は、予め設定ファイルとして作成しておくことで、 自動で設定情報が読み込まれる仕組みになっています。
ライブラリクラスの設定ファイルは、ライブラリクラスファイルのファイル名の先頭を小文字にした
ファイル名で、「application/config/」ディレクトリ、または、
「application/config/環境/」ディレクトリに作成します。
- 例:
- CI_Emailライブラリクラスの設定ファイル
または、動作環境毎に設置する場合は以下のように作成します。
application/config/testing/email.php
application/config/production/email.php
複数インスタンスの生成
「CI_Loader」クラスの「library()」メソッドでライブラリクラスをロードする際、
第三引数にインスタンス名を指定することで、複数のオブジェクトインスタンスを生成することができます。
異なる設定情報を持つ複数のオブジェクトインスタンスでの処理が必要な時などに便利です。
- 例:
- 複数のFTP接続
$config_a['username'] = 'login_a';
$config_a['password'] = 'password_a';
$config_z['hostname'] = 'zzz.ftp.srv';
$config_z['username'] = 'login_z';
$config_z['password'] = 'password_z';
$this->load->library('ftp', $config_a, 'ftp_a');
$this->load->library('ftp', $config_z, 'ftp_z');
$this->ftp_a->connect();
$this->ftp_z->connect();