Active Record
「Active Record」は、オブジェクト指向プログラミングによりデータベース操作を行う(ORM)ための デザインパターンの1つです。
「Active Record」と言えばRuby on Rails のそれが有名ですが、CodeIgniterでは、独自の仕様で
「Active Record」の機能を提供しています。
CodeIgniterでは、軽量化に力を入れているためか、Ruby on Railsの「Active Record」とはかなり
操作方法が異なります。
この章では、「Active Record」を用いたデータベース操作を「データの読込み処理」と
「データの書き込み処理」の2つの項に分けて解説しています。
また、Active Recordクラスのプロパティキャッシュについても解説しています。
Active Record の利用設定
Active Recordを利用するには、「Loader」クラスの「databse()」
メソッドでデータベースに接続する際、
第三引数に「TRUE」を指定することで、生成されたデータベースインスタンスに
「Active Record」の機能を持たせることができます。
- データベース接続
または、「config/database.php」データベース設定ファイルの「$active_record」
変数に「TRUE」を
セットすると、デフォルトでActive Recordの利用が有効となり、データベースに接続する際
(Loaderクラスのdatabase()メソッド)の第三引数によるActive Record利用の指定をする必要がなくなります。
- config/database.php
- データベース接続